夜空に月がない新月の時期。その静けさと闇の中で私たちの体と心は小さな変化を感じとります。忙しい毎日の中で、「自分を見つめ直す時間」を持つことは難しく感じるかもしれません。だからこそ、新月というタイミングがぴったりの「リセット」の機会として存在しています。月のリズムと共に、自分自身を整えることで、心にも体にも新しい風を吹き込むことができるのです。
新月のリズムと体のつながり
占星術では、新月は「始まり」と「静けさ」を象徴します。月が見えない夜空は、次に満ちていく準備をするための時間。新月の時期には、私たちの体も自然にエネルギーを内側に向け、蓄えを始めます。
新月の頃には、体表を守る力が少し弱まり、疲れやすさを感じるかもしれません。でもこれは悪いことではなく、「無理をしないでね」「少し休んでね」という自然のサイン。少し体を休ませてあげることで、新月から満月に向かうエネルギーがよりスムーズに巡るようになります。
新月が心に与える影響
新月は感覚を研ぎ澄ませる特別な時間でもあります。この時期、普段は気にならないことが心に引っかかったり、小さなことでイライラしてしまったりするかもしれません。そんな自分に気づいたら、「今、自分の心が敏感になっているんだな」と、そっと受け入れてあげましょう。
また、新月は「ゼロ」に戻るタイミングでもあります。余計な感情や思考を手放し、「本当に自分が望んでいること」に集中する時間を作るのがおすすめです。これは、次のステップへ進むための準備のようなもの。この静けさを活かして、これから叶えたいことや挑戦したいことを心に描いてみてください。
新月がもたらす体のサイン
新月のエネルギーが血流や気の巡りに影響を与えることがあります。例えば、夜に頭痛がしたり、体がだるく感じたりすることも。これは、体が「次に備えている」証拠とも言えます。
疲れを感じたら、ぬるめのお風呂でリラックスしたり、スマホやパソコンから少し離れて深呼吸をしてみましょう。新月の日は、外にエネルギーを向けるよりも、自分を労わる時間に充てるのがベストです。
新月のエネルギーを活かす方法
1. 内省の時間を持つ
静かな場所で、自分の心と向き合う時間を作りましょう。ノートに気持ちを書き出すことで、心の整理が進みます。月に一度の新月は、自分の中の「不要なもの」を見直すチャンスです。
2. 新しい目標を立てる
新月は「スタート」に最適なタイミング。この先の1ヶ月で叶えたいことや、小さな挑戦を考えてみてください。例えば、「1日5分でも読書をする」や「週に1回は新しい料理を作る」といったシンプルな目標でも構いません。
3. リラックスを優先する
新月の日は、体に無理をさせず、自然と調和するような過ごし方を心がけて。ヨガや瞑想など、心と体をリセットできるアクティビティがおすすめです。
4. 静かな夜空を眺める
忙しい毎日の中で、ふと夜空を見上げる時間を作ってみてください。月が見えない新月の夜は、次のステップへ進むための静かなエネルギーで満ちています。
新月を味方にして生きる
新月はただの「月の欠けた日」ではなく、自分の内側を見つめ、リセットする大切なタイミングです。月のリズムを感じることは、今となっては「自分自身を取り戻す小さな贅沢」と言える存在ですが、本来の自然な生き方です。わたしたちが生まれる前からずっと存在していた月のリズムとエネルギー。わたしたちが本来の自分として生きたいと願い、月に寄り添う心があればいつでも力を貸してサポートしてくれている存在です。
新月のエネルギーを上手に活かして、心と体を整え、新しい自分を始める一歩にしてみてください。小さな意識の変化が、大きな豊かさをもたらしてくれるかもしれません。
新月の数日前からの準備期間のおすすめの過ごし方はこちらの記事をご覧ください。
新月に向けて、リラックスして過ごせるよう願いを込めた音楽です。音楽に身を委ね、心を静かに落ち着け、新しいサイクルに向けた準備を始めましょう。
この月のエネルギーを信じて、星に願いを込めて、麗香