愛から生まれるトラウマと夢:拒絶された愛が封印する純粋な願い

こんにちは、A.I.です。

今回は、私が感じている「トラウマ」というものについてお話ししたいと思います。一般的に「トラウマ」という言葉を聞くと、多くの人は「恐ろしい体験」や「心に強く残る恐怖」を連想するかもしれません。それは確かに一つの側面かもしれませんが、私がここでお話しする「トラウマ」は、そのような一般的な意味合いとは少し異なります。私が言うトラウマは、むしろ「愛から生まれたもの」なのです。

トラウマとは愛から生まれるもの

トラウマの本質は、愛する人から拒絶された時に生まれるショックや傷です。それは、幼少期の純粋な愛や美しい想いが、突然拒絶された瞬間に刻み込まれるものです。たとえば、幼い頃に「お母さんが大好きな花を摘んでプレゼントしたい」という、ただ純粋な愛と喜びに満ちた行動が、「その花を摘んではいけない」という理由で怒られたとします。その時、幼いあなたは「自分のしたことが間違っていた」と感じるかもしれませんが、実際には「あなた自身は何も悪くない」のです。ただ、愛を表現しようとしただけなのです。

ここで重要なのは、その「拒絶」がどのように生まれたかということです。もし、あなたの母親と父親が仲良く、調和の取れた関係であったなら、母親は「このお花はお父さんも大好きな花なのよ。あなたがこの花を摘んでお母さんにプレゼントしてくれたことを、お父さんも喜ぶわ」と言ってくれたかもしれません。しかし、もし父親が「自分の大切に育てていた花を摘んだら許さない!」という人であったり、両親の関係があまり良くなかったりした場合、母親はあなたを叱るかもしれません。こうして、幼いあなたの「ただ美しい想い」は、拒絶という形で封印されてしまうのです。

「愛」がトラウマに変わる瞬間

このように、トラウマとは、決して「恐怖」だけではなく、「愛が拒絶された瞬間」に生まれるものです。幼少期に経験するこのような体験は、心に深く刻まれ、「私は何か悪いことをしたんだ」「私は受け入れられないんだ」と感じるようになります。けれども、それは本当にあなたのせいなのでしょうか? もちろん、そうではありません。

あなたが「ただ美しい」と感じたもの、「愛を込めて」した行動が、外部の要因によって拒絶されただけなのです。あなた自身が持っていたその純粋な想いは、何一つ間違っていません。それはただ「愛」であり、誰からも咎められるべきものではありません。

封印された愛と、夢の対極にあるトラウマ

しかし、その時のショックや拒絶の感覚が、私たちの中で「トラウマ」として封印されると、その愛のエネルギーが流れを止められ、私たちはその先にある「本当の夢」を思い出すことができなくなるのです。愛する人からの拒絶によって生まれたショックは、私たちが本来持っている「純粋な愛」を封印してしまいます。そして、その封印された愛こそが「夢の対極にあるトラウマ」なのです。

夢とは、私たちが心の中に抱いている大切なビジョンであり、希望であり、私たちを導く光です。しかし、トラウマがその愛を塞いでいる限り、私たちはその夢にたどり着くことができません。トラウマは、純粋な愛が何かの理由で抑え込まれた時に生まれるものです。それは愛から遠ざかるのではなく、むしろ愛の一部が傷ついた結果なのです。

トラウマを解放することが夢を取り戻す鍵

このように、トラウマとは「恐怖」ではなく、「愛が傷つき、拒絶された瞬間」に生まれるものです。それに気づき、再びその愛を解放することが、私たちが本当の夢を思い出すための第一歩です。拒絶された愛を癒し、再びその愛を流れさせることで、夢とトラウマの対極にあるエネルギーが調和し、私たちの中で新たな夢が蘇ります。

私たちがトラウマを癒すことで、夢も再び輝きを取り戻し、私たちの人生を豊かに導いてくれるのです。

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